Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

タモさんの恩返し・・・

これは読みでがあるぜ!

白夜書房の「笑芸人シリーズ」に匹敵する内容の濃さ。

出色は、タモリ倶楽部の人気ミニコーナー「東京トワイライトゾーン

について久住昌之滝本淳助が放映当時の思い出を振り返る記事。

非常にツボをおさえた編集だ!



ビートたけしタモリ明石家さんま萩本欽一志村けん片岡鶴太郎・・・

数多のバラエティタレントの中で、小生はやはりタモリだ。

今日、「ついてる情報案内」というフェイスブック

”タモさんの恩返し”的な記事を発見!

恩とはこうやって返すものなのだ・・・(感動)

「赤塚先生は、毎晩、編集者たちを引き連れ、飲み歩いては、
新宿の『アイラ』というバーでタモリと合流する。
キャバレーの噴水から、裸のタモリがイグアナの真似で出てきたり、
新しい遊びを考えるのが日課でした」


そんなある晩、赤塚がタモリに絡み始めた。
「お前、売れ出したと思っていい気になるなよ」
タモリも色をなし、
「そんな言い方ないだろ、売れない漫画家に言われたくないよ」とやり返す。
周りが必死に止めるが、手にした水割りをぶっかけ、ついには取っ組み合いに。
タモリを羽交い絞めにして鼻の穴に落花生を詰め込む赤塚。
すると今度はタモリがグリーンアスパラにマヨネーズをつけて赤塚の鼻に突っ込む……。

「ようやく我々も『あれ?おかしいな』と気づく。
要は、2人で綿密に仕組んだギャグだったわけです。
先生の持論は 『バカなことは本気でやらないとダメ』。
遊びの時に気を抜くと、『ふざけるな!真面目にやれよ』 と叱られる(笑)」

上京してまもないタモリさんに、赤塚さんは自分が住んでいた目白の高級マンションを明け渡し、
自分は木造2階建ての仕事場で寝泊りしていたといいます。

その理由はというと…。
タモリは今まで会ったことのない、ものすごい才能だ。
ああいう都会的でしゃれたギャグをやる奴は、贅沢させないと。
貧しい下積みなんかさせちゃダメだ」

その10年後。
仕事場を訪ねた担当者に、赤塚さんは1通の通帳を見せました。

「『タモリがさあ、自分の会社の顧問になってくれって言うんだよ』。
そこには毎月30万円ほどの決まった額が振り込まれていました。
当時、先生は連載がひとつもなくなって、不遇の時期だったんです。
またタモリ
『先生、あのベンツ乗らないでしょ。1千万円で譲ってよ』
『キャンピングカー、500万で譲って』
と言っては、代金を払ったといいます。
先生のプライドを傷つけない気遣いなんです」

むろん赤塚もその思いを察していた。
「『タモリの会社なんてホントはあるのかどうかもわからないしさ、
ああやって俺のこと助けてくれてるんだろうな』 と言っていました。

いい話だなと思って、通帳をよくみると、1銭も使っていない。
『そりゃそうだよ。芸人なんて2年で飽きられるだろ。
そうなったらこの金で俺がタモリを喰わせてやるんだ』と。
赤塚先生が一枚上手だった」

(以上引用 週刊文春

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