ギャグ語辞典 高田文夫

表紙のポップなイメージとは違い、日本芸能史に残るであろう

もの凄い一冊だ。明治の「川上音二郎」から令和の「第七世代」まで、

ギャグにまつわる言葉と豆知識をまとめている。

「ギャグ語」の網羅性だけでも凄いのに、各所に散りばめられた

「特集」コーナーがこれまた凄い。これだけでも1冊になりそうな

 鋭い切り口である。（以下）

　・昭和、平成、令和テレビバラエティ番組年表

　・芸人の世代を斬る！（第一世代から第七世代）

　・高田文夫×ナイツ塙宣之対談「笑いを知る」

　・芸人が書いた本ベストセレクション

　・清水ミチコ＆松村邦洋モノマネレパートリー

　・お笑い賞レース　賞金一覧

　・テレビを盛り上げた外国人・ハーフタレント

   ・芸人の名言、珍言、座右の銘

ギャグ語辞典: ギャグにまつわる言葉をイラストと豆知識でアイーンと読み解く

この圧倒的な情報量、妥協を許さない編集・・・

往年の白夜書房「笑芸人」「落語ファン倶楽部」を彷彿させる。

今回の版元は誠文堂新光社なので価格が安い！　1,600円＋税

「自分の見聞きしてきた芸能を後世に残そう」という

最近の高田先生の創作意欲、著作活動はもの凄い。

凄すぎて行き急いでないか・・と少し心配になるのは

私だけではないはず。 これからもお元気で

素晴らしい作品を生み出してください！