Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

それでも僕は夢を見る  水野敬也×鉄拳

うちの会社に著者の水野敬也さん(「夢をかなえるゾウ」が有名)が来社し講演を行った。

著者がうちの会社にくるとその本がベストセラーになる!

という伝説を地道に構築中だそうだ。 


これはモチベーションが上がり、ありがたい。

そんな分けで新刊「それでも僕は夢を見る」を読む。


それでも僕は夢を見る

それでも僕は夢を見る


作:水野敬也、画:鉄拳。

読了時間、約10分。


死を間近にした身寄りのない老人はベッドの上で考える。

「私は、この世界に自分が存在したという証を残したかった。

 でも、がんばれなかった。才能もなかった。私は、このまま消えていくのが怖い。

 何も残せないまま、自分という存在がこの世界からきえて消えてくのが、怖い。」

そこに人間も形をしたユメが現れる。

夢は、かなうんだよ。」


まるで自分の事を言われているようで、正直、胸が痛い。

黒澤明の映画「生きる」を思い出す。

そう、ゴンドラの唄を歌いながら公園のブランコに乗る志村喬を・・・