モノクロの世界が鮮やかに色彩を帯びる。
色彩は戦争の現実を呼び起こし、
70年前と現在を結び付ける。
本日放送の NHKスペシャル
太平洋戦争の記録映像、銃後の暮らしをとったフィルムを
NHKが最新のデジタル技術を駆使してカラ―映像化した。
かなり前からこの番組に注目していたが
実際に見てみると、想像以上のリアリズム、説得力だった。
モノクロ映像をカラ―化することは、戦争を後世に伝えることに
非常に大きな効果があると考える。
カーキ色、黒、灰色のモノトーンが支配する中、
戦場の海と空はあくまで青く。
炎と血と日の丸はあくまで赤い。
70年前、戦争は現実にあったのだ。