Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

TSUTAYA 破壊と創造

今週の週刊東洋経済で20頁にわたり

CCCの特集記事が掲載されている。

タイトルは「TSUTAYA 破壊と創造」


先週のNHKプロフェッショナル仕事の流儀」といい、

今週の東洋経済といい、積極的な露出が続く。

これらにより、誤解と憶測に満ちた

見えざる企画会社の輪郭が露わになってきた。



なぜだろう?

CCC(TSUTAYA)は、常に誤解と憶測で見られてきた。

それも恣意的な誤解と憶測だ。

 ・DVDレンタルの最大手 (これは正しいがすべてではない)。

 ・代官山蔦屋書店はコーヒーを飲む客ばかりで、本がほとんど

  売れていない (これは間違いである。代官山の書籍・雑誌販売額は

  月9000万円〜1億円に達している)。

 ・蔦屋書店は広告塔でTポイントが本当のドル箱だ、

  図書館事業によって税金から儲けを得ている。

  (根拠のない見立てが独り歩きしている


CCC(TSUTAYA)は常に破壊と創造、イノベーション

繰り返しながら進化しており、その源泉は経営者”増田宗昭”にある。

TSUTAYAの進化は従来の価値基準では理解することが難しく、

そこから誤解と憶測が生まれてしまう。

これはある面いたしかたないのかもしれないが、

周りが本質的な潮流についていけず、取り残されている

と考えると末恐ろしい。


最後の独占直撃インタビュー”増田宗昭

はなかなか刺激的だ。

企業の財務資本は、パラサイト社員は生むけど

 企画マンは生まないのよ。



1980年代のCCC設立趣意書から

1996年刊行の”情報楽園会社”

2015年刊行の”TSUTAYAの謎”

今週の東洋経済まで、

その発言の意図するところは一貫していて、

全くブレていない。


TSUTAYAの謎

TSUTAYAの謎

知的資本論 すべての企業がデザイナー集団になる未来

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情報楽園会社

情報楽園会社