Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

「大往生」永六輔

参議院選挙、池上無双の興奮も冷めやらぬ
今日は、朝から歓喜、訃報が入り乱れた。


まずはEURO2016決勝。
Cロナウド涙の負傷退場から耐えに耐えたポルトガル
敵地サンドニでフランスに延長戦で勝利!
歓喜、涙の初優勝を飾った。


続いてザ・ピーナッツの妹の方、伊藤ユミさんの訃報。
職場の面々もリアルタイム世代ではないので、
「双子のどうっちの方?」などという
罰当たりな会話が飛び交った・・・ 合掌。


そして、永六輔さんの訃報。


大往生 (岩波新書)

大往生 (岩波新書)


多彩な人だった。(だったようだ。)


創世記のテレビと言えば永六輔黒柳徹子・・・、
放送作家として「トットテレビ」の時代を支えた。
夢であいましょう」「光子の窓」・・・、


作詞家としても「六八九」コンビでヒット曲を連発。
「黒い花びら」「遠くへ行きたい」
「スキヤキ」では全米ヒットチャート1位を獲得。


ラジオ(AMラジオ)に対する思い入れは強く
番組の多くは長く続いた
永六輔の誰かとどこかへ」
「六輔七転八倒九十分」
永六輔の土曜ワイドラジオTokyo」


出版界へも大きな足跡を残している。
岩波新書「大往生」は200万部の
大ベストセラーになった。(1994年)


うちの会社の「新春の会」のゲストに
来てもらったことがあった。
私が事務局で運営に携わっていた時だ。


永さんは非常に大きな、ごつい方だった記憶がある。
”どてら風のちゃんちゃんこ”を身にまとい
壇上に上がり、出版の現状について
辛辣な批判を交えつつ持論を展開した。
それが非常に印象に残っている。



「大往生」というのは、死ぬことではない
 往生は往って生きることである  (永六輔:大往生より)


合掌