懐かしい書名がニュースを駆け巡る。「ロウソクの科学」だ。
ノーベル化学賞を受賞した吉野彰さんが、小学校の先生に薦められ
「科学に興味を持つ原点」となった本として紹介された。
さっそく発行元のKADOKAWAが、緊急重版2万部を決定した。
- 作者: ファラデー,三石巌
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/06/22
- メディア: 文庫
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「ロウソクの科学」は 、取次会社に入社して最初に担当したS書店
(新宿小田急デパート内)理工書売場でのロングセラーだった。
毎週、岩波書店版をかなりの冊数を補充していた。
専門書が中心の理工書売場(コンピュータ、理学、工学、建築他)
の中にあって、一般書のロングセラーだったのでよく覚えている。
他に一般書では
ロングセラーで盛んに補充した。かれこれ30年近く前の話だ。
こうした本との出会いから、好奇心が育くまれていくんだな~。
話題やネタに飛びついてすぐに書店店頭に並べる!
在庫かき集める、重版する。緊急出版する!
これらは一見えげつない商売に見えがちだが、本というパッケージで
情報伝達するという意味で重要なことだよ。本と触れ合うキッカケを
創出する面でも。(ネットに対しては、スピード、コスト、情報量
で分が悪いんだけど・・)
立川談志曰く。「囃(はや)されたら、踊れ!」と。
ロングテール書籍を知らしめるチャンスです。
どんどん派手にやって欲しい!