Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

ロウソクの科学 ノーベル化学賞

懐かしい書名がニュースを駆け巡る。「ロウソクの科学」だ。

ノーベル化学賞を受賞した吉野彰さんが、小学校の先生に薦められ

「科学に興味を持つ原点」となった本として紹介された。

さっそく発行元のKADOKAWAが、緊急重版2万部を決定した。

ロウソクの科学 (角川文庫)

ロウソクの科学 (角川文庫)

 

「ロウソクの科学」は 、取次会社に入社して最初に担当したS書店

(新宿小田急デパート内)理工書売場でのロングセラーだった。

毎週、岩波書店版をかなりの冊数を補充していた。

専門書が中心の理工書売場(コンピュータ、理学、工学、建築他)

中にあって、一般書のロングセラーだったのでよく覚えている。

他に一般書では

ご冗談でしょうファイマンさん」(岩波書店)、「沈黙の春

新潮文庫)、ホーキング、宇宙を語る」(早川書房)などが

ロングセラーで盛んに補充した。かれこれ30年近く前の話だ。

こうした本との出会いから、好奇心が育くまれていくんだな~。

 

話題やネタに飛びついてすぐに書店店頭に並べる!

在庫かき集める、重版する。緊急出版する!

 

これらは一見えげつない商売に見えがちだが、本というパッケージ

情報伝達するという意味で重要なことだよ。本と触れ合うキッカケを

創出する面でも。ネットに対しては、スピード、コスト、情報量

で分が悪いんだけど・・)

 

 

 立川談志曰く。囃(はや)されたら、踊れ!と。

ロングテール書籍を知らしめるチャンスです。

どんどん派手にやって欲しい!