「綏彩」(すいさい)が五月末で閉店したというニュースを
風の噂で聞いた。ここもお世話になったお店だ。
首都圏支社時代、少人数の飲み会(仕事上がりの)は
「萬来飯店」か、ここ「綏彩」だった。
ここは料理が美味い。水餃子、ピータン、そして炒麺。
この炒麺(煮込み焼きそば)が絶品だった。
ボスのMさんは一日二回、週4回も食べたことがあると言っていた。
間違いなく美味いのだ。閉店を知っていたら、もう一度食べに行きたかった。
閉店は誠に残念。
私が飯田橋(江戸川橋)に勤ていた頃にお世話になった飲食店は、
ほとんどが残っていない。
萬来飯店、内田屋、しきしま、寿司竹、五葉館、ボニー、椎名、海屯、
伊藤屋、浅野屋、立ち飲み屋、スナックと寿司屋(名前忘れた)・・・
飲食店は味が命の栄枯盛衰の世界とは言え、死屍累々だ。
まだ残っているのは、加賀廣、いずみ、三昇、タケちゃん、ぐらいだろうか。
少し寂しい気がする。
とは言えこれだけ店の名前が挙がるということは、
我ながら「ザ・サラリーマン」をよくやっていたものだ。
閉店の挨拶に胸が熱くなる。
閉店の理由は、体力の限界と店内の老朽化。
・・・体力の限界。
千代の富士の引退会見(1991年)を思いだす。