最近、私が名画座で好んで見ている
昭和30年代〜40年代の邦画に関する書籍がないかと
ずっと探していたが、良い本が2点見つかった。
本日発売の「東京人 映画の中の東京」
旧作映画の中に出てくる昭和の東京風景・・・。
銀座の森永の地球儀ネオン。お化け煙突。都電。丸の内レンガ街。銀座デパート・・・。
失われた、そして懐かしい情景(シーン)がある。
秋立ちぬ(成瀬巳喜男監督)
あの御隠居同然の大瀧先生がメディアに登場するなんて!
これだけでも十二分に入手価値あり。
もう一冊は、
日本の映画―社会心理的にみた (復刻版岩波写真文庫山田洋次セレクション)
1954年刊行。当時の映画製作システム(いわゆる6社:松竹、東宝、新東宝、大映、
東映、日活)や、監督、俳優、作品を写真で詳細に説明している。
非常に満足な一冊。