その昔、レンタル(レコード、CD)などなかった80年代前半。
音楽ファンにとって、FM番組で音楽を録音する”エアチェック”は重要な音楽入手源だった。
エアチェックをサポートする為に、FM番組2週間分の番組情報(演奏曲と演奏時間)
を紹介するFM雑誌が多数刊行されていた。
FMfan(共同通信社)、週刊FM(音楽之友社)、FMレコパル(小学館)。
そんな、ふた昔前を思いださせてくれたのが、この本。
著者は「FMステーション」(ダイヤモンド社)の編集長。
- 作者:恩蔵 茂
- 発売日: 2009/09/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
FMステーションと言えば、鈴木英人の表紙が印象深い。
J-WAVEの開局とFM局の多局化によりFM番組の存在価値が大きく変化した。
その中でFM雑誌は絶滅していった。
そのあたりの経緯は、大変興味深い。