Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

アリス 冬の稲妻

TBS”うたばん”にアリスが3人揃って出演していた。

こんどライブツアーをやるので、そのプロモーション。


「冬の稲妻」「チャンピオン」「遠くで汽笛を聞きながら」

・・・アリスの定番ソングだ。


我々の世代は、ギターを始める登竜門がアリスだった。

まず「ヤングセンス」と言う音楽雑誌を購入し、

付録のギターTAB譜を見ながらギターを練習した。


    正式名称は 明星ヤングセンス :集英社



アリスの曲はコードが簡単で弾きやすい。

(G→Em→C→D のコードのが多く、Fの壁にぶち当たらない)

おまけにストロークだけでも曲調になる。  




「冬の稲妻」と言えば、

つかこうへい劇団の「蒲田行進曲」を思い出す。


階段落ち「銀ちゃん!」「ヤスー!」でお馴染み、感動のストーリーが終わり、

カーテンコールになった瞬間に「冬の稲妻」のボーカル部分(イントロはカット)が

大音量でかかり、それまでジャージで演じていた俳優たちが、

タキシードで現れる。胸には一輪の赤いバラ。


     



左から長谷川康夫平田満根岸季衣風間杜夫萩原流行

(写真には切れている左右に、柄本明石丸謙二郎がいる)



これぞ“つか芝居”の真骨頂!。 まさに感動の極みだった。

そして赤いバラを次々と観客席に投げ入れる。

「このエンディングが、稲妻のように観客の心を突き抜ける」 まさに歌詞そのまま。


後にも先にもあんなに感動?(とにかく頭と心が沸点に達したような感じ)したことはない。

この芝居が私の人生を大きく変えたといっても過言ではない。

今の私があるのは、この芝居「蒲田行進曲」のお陰だとも言える。





久々にアリスを見たら、そんな自分の原点を思い返すことができた。