訃報が朝日新聞の夕刊に出ていた。
1970年、77年、79年と3度の選抜優勝。そして79年は春夏連覇。
高校野球史に残る名監督(名伯楽)だ。
なかでも1979年の延長18回サヨナラ勝ちした星稜高校(石川)戦は、
球史に語り継がれる名勝負となった。
山際淳治も「八月のカクテル光線」というタイトルで作品を書いている。
クライマックスは16回の攻防。
16回の表。星稜は1点を勝ち越しその裏の守備へ。
箕島の攻撃もツーアウト、バッターは森川。
森川の打球は、一塁線へのファウルフライ。
一塁手・加藤が捕球体勢に入り、誰もがその時、試合終了を予感した」。
その時、一塁手・加藤が人工芝の緑の部分に引っかかり転倒し、
ファウルとなった。(甲子園はこの年から人工芝が張られていた)
その直後、森川の奇跡の同点ホームランが生まれた・・・
そして、18回裏 箕島のサヨナラ勝ちとなった。