文藝春秋1月号で、立川談春が師匠の立川談志を悼む文章を載せている。
「大丈夫、落ち込んでいない?」
「何よ」
「談志師匠亡くなったでしょ」
「はア?」
立川一門は誰も連絡を受けていなかったそうだ。
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「家元の死。それを受け容れなくてなならない準備をしてきたつもりだったが、
そんな準備なんてちっとも出来ていなかった。」
こんなことも言っている。
「僕は立川談志がいなければ、この世に存在しえない芸人です。
他の人の弟子になっていたら、その人にきちっと染まっていたでしょう。」
そんな談春に対して家元は
「談春は普通の子だ」
「誰に影響を受けるかも含めて、俺はオリジナリティと認める」
と言った。いいセリフです。
葬儀で流れた曲は家元の好きな
「ザッツ・ア・プレンティ」。
時代を疾走した家元にふさわしい曲だ