Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

歌舞伎を超えた天性の才 (朝日新聞)

一年前に”巨星落つ”書いたばかりなのに。

家元(立川談志)が呼んだのだろうか?

歌舞伎界の巨星「十八代目 中村勘三郎」が亡くなった。

57歳。大ショックだ。


勘三郎、荒ぶる (幻冬舎文庫)

勘三郎、荒ぶる (幻冬舎文庫)


登場すれば、その場がぱっと明るくなる、

太陽のような人だったそうだ。

そして芸事には非常にストイックであった。


古典芸能”歌舞伎”への危機感からだろうか、

その垣根を軽々と飛び越え、「コクーン歌舞伎」「シネマ歌舞伎」、串田和美野田秀樹宮藤官九郎

平成中村座」と古典に現代演劇の息吹を吹き込み続けた人だった。


新しい歌舞伎座を見ることもなく、さぞかし無念であったろう。

歌舞伎界にとっては大変に大きな損失になった。

合掌。