タモリが好きでね。
お笑いBIG3の中でもタモさんが一番だと思う。
でも理由を説明するのが難しい・・・。
クイックジャパン Vol.41「タモリ」は名著だと思う。
そんな中、新刊が出た。
- 作者: 樋口毅宏
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2013/07/13
- メディア: 新書
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タモリの本当の”凄さ”って何だろう?
なぜ三十年以上も毎日生放送の司会を超然と続けられるのか?
小説家”樋口毅宏”がサングラスの奥に隠された孤独や絶望を
「タモリうんちく」を駆使して、この男の狂気と真髄に迫る。
・私的「笑っていいとも」名場面
・フジテレビの落日、「いいとも」の終焉
読めば読むほど”凄さ”は何か分からなくなった・・・
ますます混沌(カオス)にはまり込んでいく。
タモリ曰く
「難しいことを難しいまま言うやつ、あれ、馬鹿だよね」
- 作者: 樋口毅宏
- 出版社/メーカー: 新潮社
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混沌の中でもタモリブレイクのきっかけは明確だ。
すべては、ここからはじまった。
物語の舞台となる雑司ヶ谷の商店街の店主たちが
「人生最高の音楽家は誰か?」と議論する場面で・・・
甘味屋の香代がオザケンこと小沢健ニが人類最高のミュージシャンと
主張するために、タモリの発言を持ってくる。
「俺、長年歌番組やってるけど、いいと思う歌詞は小沢くんさけなんだよね。あれ凄いよね、
〜左へカーブを曲がると、光る海が見えてくる。僕は思う、この瞬間は続くと、いつまでも〜 って俺、人生をあそこまで肯定できないもん」
あのタモリが言ったんだよ。四半世紀、お昼の生放送の司会を務めて気が狂わない人間が!
まともな人ならとっくにノイローゼになってるよ。タモリが狂わないのは、自分にも他人にも
何ひとつ期待をしていないから。そんな絶望大王に、「自分はあそこまで人生を肯定できない」
って言わしめたアーティストが他にいる?