Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

「本が売れない」というけれど  永江朗

半日もかからずに読了した。

久々に頭をフル回転して読んだ本だ。

出版不況、アマゾン、電子書籍をネガティブに書いた記事は、

山ほどあり、そのほとんどが断片的な事象のみの解説に留まる。

(国内経済からみれば出版市場はその程度)


永江朗さんの本書は違うぞ!

2014年時点の出版業界を明快に分析・論じる。



ポストイットを付けた箇所、約20カ所。

小生の思考プロセスも完全に本書とシンクロした。


こんな難しい話に、簡単な結論なんか出っこない。

むしろ出たら、その結果は正直、信用できない。


何の為にこんなに考えるのか?

考えすぎたら原点に帰る。原点はブレてはいけない。

「本」と「著者」と「読者」の為に何ができるか!


”出版”という、いささか業際が曖昧になってきたものを

生業とする諸兄には是非読んでもらいたいな・・・。