会社の先輩だった十松さんが運営する
国立のギャラリービブリオに
「銭湯絵師 丸山清人個展」を見る。
ようやく最終日に間に合った。
銭湯絵師とは文字通り、銭湯の壁画を描く専門の職人さん。
現在では専門の銭湯絵師は三人しかいないそうだ。
その中で丸山清人さんは現役最年長の銭湯絵師。
銭湯の楽しみは、手足が伸ばせる大きな湯船と
湯上がりに手を腰に当てて飲むコーヒー牛乳。
(パンピーでも可)
そして何より、壁面を埋める雄大な背景画。
多くの人のイメージは
富士山と水面に浮かぶ舟の白い帆。
そして風景画の下に並ぶ、垢ぬけない
様々なペンキ絵広告。そしてケロリンの桶。
このコントラストが私は大好きだ。
いい絵があれば値段にもよるが
是非購入し家に飾りたい!
ギャラリー内では9月27日に行われた
ライブペインティングの映像が流されていた。
使用するペンキはたった五色。
早い時は二時間で一枚を書きあげるそうだ。
凄い・・・
残念ながら大部分の絵は売約済だった。
代わりに銭湯絵ポスターを購入する。
家の風呂の壁に貼ろう・・・
- 作者: 町田忍
- 出版社/メーカー: 株式会社草隆社
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- メディア: 単行本
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かの家元”立川談志”は言った
「銭湯は裏切らない」
いままで、銭湯に来て、ああ来るんじゃなかったと思った事がない・・・
単純に理解すればそうなのだが、弟子の立川談笑さんは
『落語銭湯論』を繰り広げる。
落語の笑いには「人生への許しや、生きる快感をもたらす安心感」
が背後にあり、それは「本質的には銭湯と同じ」なのです。
「お風呂は日常で疲れている人ほど楽しめる。落語の笑いも、おなじことです」。