Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

朝日文化面「つかこうへい」

18日の朝日新聞文化面に「つか作品 今も応援歌」

という七段組サイズの大きな記事が載っている。

なぜ? 今? つかさん?


どうやら元NGT48の北原里英が主演する

「新・幕末純情伝」(河毛俊作 演出)の

上演に合わせた記事のようだ。



記事にもあるが

90年代以降のつか芝居は、アイドルから女優への

登竜門、俳優修行の場としての存在感を高めてきた。

広末涼子内田有紀石原さとみ黒木メイサ などは、

「幕末純情伝」を演じて評価を得ている。


役者として鍛え開眼させる。これが

「つかこうへい演劇メソッド」の成果なのは間違いない。


しかし、1984年以前のいわゆる

「つかこうへい事務所」を体感する者としては、

埋まらないギャップのようなものを

感じ続けているのも事実。

(うまく表現できないけれど)


年代的にも二本しか観ていないので

自信がない中で自問自答する。

あの時の衝撃は、夢幻だったのか?


でも水道橋博士柳家喬太郎さんも

同じようなことを話しているから、

夢幻ではないのだろう。

水道橋博士はこの記事にも寄稿)


どちらがいい悪いではなく、

両方とも紛れもない「つか芝居」である。

時代背景も含めて好みの問題なのだろうか…?



つかこうへい正伝 1968-1982

つかこうへい正伝 1968-1982