天才はあきらめた

山里亮太の新刊が良かった。

山ちゃんと南海キャンディーズの

自叙伝として読み応えがある。

天才はあきらめた (朝日文庫)

本書の途中までは、オビの文言

「劣等感は最高のガソリン」を前面に

山里亮太のゲスっぷりが際立つ。

しかし、南海キャンディーズとして

M-1に再チャレンジするあたりから、

山ちゃんのトーンは変わってっくる・・・

後半は一気に読み進んだ。

もうひとつ特筆したのが

「若林正恭（オードリー）のあとがき」。

「山里に騙されるな！奴は天才だぞ」

と若林は愛ある警鐘を鳴らす。

その切り口、文才はなかなかのもの。

彼の著書にも興味が湧いてきた。

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬