今週の週刊文春の冒頭「CATCH UP」の記事が興味深かった。
「逆転をもたらした三人の男」。珍しくサッカーの話題だ。
6月9日 天皇杯2回戦
この試合に注目すべき点が3つあった。
一つ目は、Giant Killing(大番狂わせ)。J1のFC東京が順天堂大学に
足元をすくわれた。(順天堂大学も強豪だが・・)
二つ目は、両チームの監督対決。FC東京の監督は長谷川健太、順天堂大学
の監督は堀池巧。両人ともご存じ「清水東三羽烏※」。ともに高校、Jリーグで
戦った間柄だ。 ※清水東三羽烏(1980年代に清水東高校サッカー部で活躍した
同年齢の三選手。1982年全国優勝、1983年全国準優勝。もう一人は大榎克己。
三人は後に清水エスパルスで再集結した。)
三つ目は、順天堂大学のスタメンにFC東京ユース出身者が三人いた。
彼ら(長谷川光基、寺山翼、小林里駆)は、ユースからトップチームに上がれず
「4年後に見返そう」という堀池監督の誘いを受け順天堂大学にやって来た。
彼らの「成長した姿を見せて見返してやりたい」という意地がチームを奮い立たせた。
強豪大学のサッカー部にはJリーグユースやアカデミー出身者が多くいる。
「大学生にとって天皇杯は、自分を認めてもらう一世一代の大勝負」
天皇杯2回戦と言えども真剣勝負。J1チームも油断すれば足をすくわれる。
試合のレベルも高いし、背景にはドラマもある。
これだからサッカーは面白い。