Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

安西水丸展(世田谷文学館) 

楽しみにしていた「安西水丸」(世田谷文学館)に行く。

行って思った。「あと2回は来よう!」。

 

安西水丸さんは大好きなイラストレーターだった。(2014年没)

世代的には、ガロ、ビックリハウス系から入り、職業柄では多くの

本の装丁(特に村上春樹)として常に身近な存在だった。

展示内容は、その想いを十二分に満たしてくれた。

世田谷文学館の企画展示は本当に素晴らし。

 

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イラスト、装丁、雑誌、漫画、文筆、旅、骨董・・水丸さんの守備派には広い。

今回は装丁を中心に見ることにした。(その他は次回に)

 

水丸さんが手掛けた書籍、文庫、全集、雑誌は数多ある、いやありすぎる。

会場にも多くの本が展示されていたが、特に3人の作家の本が特別扱いされていた。

もちろん嵐山光三郎村上春樹和田誠の3人だ

 

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嵐山光三郎 ~「安西水丸」が生まれるきっかけとなった。

 

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村上春樹 ~ 互いのことを「兄弟のようだ」と語る

村上春樹さんは展示の最後に

もういないとわかっていても」と追悼文を掲げている。

これがまたジーンと染み入るいい文章だった。

 

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和田誠 ~ 高校時代からの「憧れの存在」

 

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展示会場の8カ所に水丸さんが隠されていた。

いわゆる隠れキャラとして(笑)。水丸さんらしい。

 

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次回は、イラストレーションについて

その次は、について、水丸さんを感じていきたい。

最低あと二回は世田谷文学館に行かないとな。(会期は9/20まで)


これが村上春樹さんの文章。

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