高田文夫先生、ラジオ繋がりで
「タブレット純リサイタル デビュー20周年記念公演」
(中野ZERO小ホール)へ行ってみた。
開場前に集う客層を見て違和感を抱いた。
おばさんばっかりだ。それも応援グッズを持ってたりする。
・・・ちょっと嫌な予感。
リサイタルが始まりその予感は的中した。おっかけらしき
おばさまたちがステージ前を占拠。サイリウムを振り出した。
「純烈」のコンサートか!? 隣の席のおばさんも電池式の
サイリウムを振り出した。これが明るくて眩しい・・・
まいったな~。 私は芸人「タブレット純」を観に来たのに。
20分もすると、その雰囲気に慣れてきた。これはこれでよしだ!
いいリサイタルだった。
ぐずぐずのMC、段取りと、低音ボイスのパワフルな歌声。
このギャップがたまらなかった。そしてバラエティに富んだ4部構成。
すべてがたまらなかった。
・第一部:チンドンアレンジ(ジュンマキ堂とニューパラダイスチンドン)
・第二部:ホッピー姉妹(バイオリニスト・石井夕紀)
・第三部:GS(グループサウンズ)メドレー
・第四部:ジャズ&ムード歌謡
私が特に良かったのがGSメドレー。ミリタリールックのタブレット純が
「エメラルドの伝説」「君だけに愛を」「たどりついたらいつも雨降り」
とにかく歌が上手い上に鬼気迫るトランス状態(笑)。カッコよかった。
それとジャズメドレーの
「ムーン・リバー」「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」
さすが「和田弘とマヒナスターズ」のヴォーカルだっただけに
見事な歌唱力だった。
MCはぐだぐだだっかてけど、それも愛嬌。
なかなか楽しいリサイタルだった。
それにしても真横のサイリウムは勘弁してほしかった。
まるで道路工事の交通整理員が持っているライト並みの
明るさだった。