落語会のついでに学芸大学の街をブラブラしてみる。
駅徒歩1分には「恭文堂書店」。出版業界では有名な書店だ。
中小書店のVC「有限会社NET21」の社長さんのお店。
小さいながらも雑誌の店数の多さと、書籍(ハードカバー)の品揃え
にはキラリと光るものある。
三十数年前、前職に入社直後に世田谷区の用賀にある支店で
3か月間の研修があった。その時に営業で「恭文堂書店」に来ていた。
その時と外観はほとんど変わっていないのではないか。
入社時に世田谷・目黒で回っていた書店は、ほとんど残っていない。
「恭文堂書店」さんのように、駅から徒歩1分、自社物件とかではないと、
もう書店は経営できないのだろうか・・・。
ここだって書店以外の業種に店舗を貸せば、不動産収入で書店業とは
比較にならないぐらい大きな利益が生まれるはずだ・・・
因果な商売になっちゃたね~。
駅から5、6分歩いたところにある 「SUNNY BOY BOOKS」
今はやりのセレクト書店のはりし、一度来てみたかった店。
品揃えは私の好みとは少し違っていたが、雰囲気は味わえた。
このようなセレクト書店が増えているのは嬉しいことだ。
生業ではなく、趣味で書店をやればいいじゃん。
内沼晋太郎さんの言葉に、目からウロコが落ちた。
そうだよ土日だけでも好きな本屋さんやればいいんだ・・・
出版業界の物差しで測らなければいいんだ。
長く出版業界にいると頭固くなっちゃうね。
もう一軒 「BOOK AND SONS」に行く。
グラフィックデザイン専門の古書店。
ここは欲しい本がいくつもあったが、いかんせん高価だった。
学芸大学駅前にはもう一つ興味深いものがあった。
駅前の「第一ストアー」。
いかにも戦後のドサクサで出来た商店街の名残り。
まるで「リアル新横浜ラーメン博物館」。
ネットで調べてみると、やはり東京Deep案内に載っていた。
東京Deep案内 東急東横線「学芸大学」(2)第一ストアー
怖いもの見たさで店内を探検してしまった。
いや~興味深い!
そう言えば自由が丘にも、これに近い「自由が丘デパート」があった。
帰りの東横線の車窓から見たら自由が丘デパートは、再開発で更地に
なっていた。こうゆのは見れるときに見とかないと後悔するね。
ディープな看板。い~ね~。