某大型書店で、こんなブックフェアをやっていた。
”新書で読む 大東亜戦争と日本の防衛 2009夏”
なかなか面白そうな本が多くて、”大人買い”をしてしまった。
・日本の軍事システム-自衛隊装備の問題点 (講談社現代新書)
・ノモンハン事件―機密文書「検閲月報」が明かす虚実 (平凡社新書)
新書判だと、読みやすいので、一気に読了した。
特に興味深かったのは、「ノモンハン戦争」(岩波新書)で描かれている
モンゴル人民共和国の歴史だった。
当時のモンゴルは、今のチベットや新疆ウイグルのように、清朝〜中国
(当時は中華民国)からの独立を企てていた。
そこに、ソ連と通じた共産勢力が実権を握り、世界史上2番目の共産国家が出来た。
しかし、その実態はソ連の衛星国に成り下がり、共産主義者の権力闘争と民族独立主義者に
対する粛清の嵐だった。 ・・・ 等々
ソ連崩壊後に明らかになった、世界史の影の部分を垣間見た気がする。