2011-04-04 津波てんでんこ 昨日あるか方からこの言葉を教えてもらった。「津波てんでんこ」。三陸地方の古くらかの言い伝えで、「津波の時には、家族も構わず(てんでばらばら)に逃げろ」という意味だそうだ。 津波てんでんこ―近代日本の津波史 過去の津波被害の教訓をもとに伝わるこの言葉の通り逃げた人々が随分と助かったそうだ。昔からの言い伝えは、危機管理マニュアルでもあったのか。 しかし・・・宮古市田老地区では津波の高さが38メートル。ビル一階分を3.5メートルとすると11階建! いくらなりふり構わず逃げろと言っても・・・・・。ちょっと絶望的になってしまう。 人はなぜ逃げおくれるのか―災害の心理学 (集英社新書)