日曜日に観た「志の輔らくご」の衝撃がまだ覚めやらない。
いまだに、あれは何だったんだろうか?
この衝撃レベルは、1982年に「つかこうへい」演出の「蒲田行進曲」(風間杜夫、
平田満、根岸季江)を観たときと同じ、非常に高レベルの衝撃だ。
志の輔さんが4年間熟成に熟成を重ね、今年の正月のパルコで披露した「大河への道」。
主役は伊能忠敬。人生50年と言われた江戸時代に五十歳を過ぎてから、日本全国の測量を
行い、伊能忠敬は地図作成途中で亡くなったが、弟子たちが地図を完成させた。
死後3年、完成した「大日本沿海輿地全図」が江戸城大広間で天文方高橋景保から
11代城軍家斉に献上された。
伊能図の正確さは、幕末にイギリスの測量艦アクテオンが日本沿海の測量の実施を
幕府に迫った時、幕府軍艦方が伊能小図の写しを見せ、その優秀さに大いに驚き、
測量計画を中止して幕府からその写しを入手することで引き下がったという。
「大河への道」を見た後、無性に伊能忠敬について調べたくなった。
しかし、この落語に近い関連書などない・・・。
それでこの入門書的な本を購入して読んだ。
伊能忠敬―日本をはじめて測った愚直の人 (日本史リブレット人)
ここはひとつ、井上ひさしの超大作を読んでみるか。