最近はどうも読んでも読んでも
ブログに記すに値する本に巡り合わない。
そんな中で、久々に読んでいて興奮している。
2009年8月にNHKで放送され大反響を呼んだ
の取材班が著した番組制作ドキュメンタリー。
内容はテレビ番組、書籍「海軍反省会」「海軍反省会2」で理解していたが、
本書を読んで、制作スタッフの番組実現にかける情熱。
そして、関係者の生存中は、門外不出を掟とした
海軍反省会の記録を公開すると決意した旧海軍OBの決意を知り、
改めて本資料公開の重大性を認識する。
海軍反省会とは、海軍軍令部、海軍省、艦隊勤務OBの元士官たちが
旧海軍の開戦経緯、組織、作戦、人事教育などの多岐にわたる
反省点を標すべく開催された学習グループ。
1980年から1991年にわたり131回開催され、その内容は門外不出とされた。
特質すべき点はメンバーに海軍中枢として
国策立案、戦争指導、作戦指導に関与していた
海軍軍令部員が多く参加している点にある。
終戦記念日(この表現がいいのか・・・)に向けて
久々に読みながら興奮している。
真珠湾攻撃直後の軍令部作戦課員。
このうち2名が海軍反省会に参加している。