今朝の朝日新聞の書評に掲載されていた。
書評を書いているのは、保坂正康。
読む気にさせる書評だった。
- 作者: 高橋紘
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/12/09
- メディア: 単行本
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書評者は、「過剰な思い入れや慮りを排し、冷静に客観的に一つの史実の裏側、
その背景や人間関係などを平易に記述している。」と本書を説明する。
特に興味深い点は、
「皇女、皇子を手元で育てたいと望みつつ、てい貞明皇太后や元老西園寺公望に
反対されての挫折から、実は弟宮(特に高松宮)が戦争責任を巡る発言で不仲だったことや、
香淳皇后の非社会的態度、入江相政侍従など宮中側近の時代感覚のズレなど具体的に
書き込み、読者に正確な情報、知識を提示している。」というところ。
- 作者: 高橋紘
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/12/09
- メディア: 単行本
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戦前から戦後の混乱期にかけての史実については、
相当に本を読んでいるつもりだが、
まだまだ知らぬことが沢山ある・・・