朝日新聞の書評(2月16日)に紹介されていた。本日、読了。
天皇、皇后両陛下の葬儀方法を見直すという
報道が流れるなか、本書では古代より昭和天皇までの
歴代の天皇の葬儀について記す。
- 作者: 井上亮
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2013/12/20
- メディア: 単行本
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興味深いのは明治、大正、昭和の大喪が大日本帝国統治者の
葬儀として明治以降に確立されたものであることと、
京都東山の御寺 泉涌寺が「皇室専用葬儀社」となり天皇の葬儀を
寺の専業としていたこと。(これは幕末の孝明天皇まで続く)
明治以前の天皇の葬儀は仏式だったのだ・・・
本書が最後に頁を割いているのが、昭和大喪の礼。
これはリアルタイムで体験しているだけに、
昭和終焉のドキュメントは食い入るように読めた。
あの時期の体験は不思議だった。