Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

獺祭  伝統否定から生まれた銘酒

年齢のせいか、最近は日本酒がしっぽりくる。

好きな銘柄は、獺祭(山口)、飛露喜会津)、村祐(新潟)。

なかでも獺祭は、純米大吟醸の出荷量第一位。

dancyuの新しい日本酒の教科書で紹介される人気銘柄。



その獺祭(旭酒造)の物語がビジネス書となった。

著者(現社長)が30年前に父親の急死を受けて、旭酒造の三代目を継いだとき、

家業は廃業寸前だった。その後起死回生を狙った地ビール事業は失敗し、

杜氏は製造部員の蔵人を連れて旭酒造を去って行った。


著者は残った未経験の若手4名と酒造りを決断した。

各工程の要件をデータ化し、標準化しては改善を重ねた・・・

その取り組みは次第に妥協を許さない

「美味しい酒造り」へと純化し、

獺祭(旭酒造)の快進撃が始まった。


逆境経営―――山奥の地酒「獺祭」を世界に届ける逆転発想法

逆境経営―――山奥の地酒「獺祭」を世界に届ける逆転発想法


カンブリア宮殿(テレビ東京)でも2014年1月16日

獺祭が取りあげられた。


ビジネス書を肴に呑むのも悪くない。