Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

出版状況クロニクル

昔からの付き合いの同年代、同業者と呑む。

話題は当然、同業界の話。

シュリンクし続けるマーケット(出版市場)で取次、書店が指向しているのが、

流通の最大効率化による利益創出。

もちろんそれは間違っていないのだが、それでこの先何年持つのだろうか。

アマゾンだけが勝者で、残りは敗者として消え去っていく・・・・?


出版状況クロニクル〈3〉2010年3月‐2011年12月

出版状況クロニクル〈3〉2010年3月‐2011年12月


改めて考える。

”本屋さん”の存在意義ってなんだろう?

1980年代末に出版を志して、この世界に入ってきた我々は、

出版界の黄金時代も知らず、過去の栄光を追い求めてもいない。

でも現状を容認もできない。


”こんなもんじゃないよ! ”

”現状ではダメだよ。もっとこうあるべきだ!”

などと まぐろ居酒屋さかなや道場で怪気炎をあげている我々は

既にアンシャン・レジームなのだろうか・・・


みんな本が好きなだけなんだけどね。


出版状況クロニクル