「広告批評」編集長 島森路子

4月23日「広告批評」元編集長の島森路子さんが亡くなった。

享年66歳。1988年に天野祐吉から編集長を引き継ぎ2009年の休刊まで務めた。

5年程前から闘病していたそうで、それが「広告批評」休刊（2009年）の大きな理由でもあった。

天野祐吉さんは「彼女なしでは成立しない雑誌だった」とのコメントを寄せた。

ことばに出会う―島森路子インタビュー集2

天野さんが30日の朝日新聞で

「島森路子さんを悼む。同時代の声　映す仲介者」を寄稿している。

「広告批評」誌で同僚の島森路子がインタビューした相手は、優に200人を超えている。

その対象は、鶴見俊輔さんや吉田秀和さんから爆笑問題やラーメンズまで・・・

彼女のインタビューアーとしてのすごさは、ときに自分を消して

相手の一人語りのようにしてしまうところだ。

自分を消して、それでいて相手から引き出した話の中に、自分がちゃんと存在

しているということだろう。

広告批評傑作大会 (広告批評の別冊 (9))

小生の書棚には「広告批評」のバックナンバーが数多ある。

確かに数多のインタビュー記事を読んできたが、島森路子は消えている。

しかし、ちゃんと存在している・・・　さすが天野さん上手いこと言うな！

と思いつつ書棚から一冊の「広告批評」を取り出し、インタビュー記事を読み始める。

その一冊は、

「1998年9月号　特集：これが爆笑問題だ」