本日の朝日新聞書評欄の”著者に会いたい”が野口武彦さんだった。
野口さんの著作はよく読んでいる。その理由は、著者が江戸っ子であり、
慶喜への親愛の念は並々ならないから。
徳川最後の将軍をヨシノブでなくケイキと呼び、新選組と彰義隊が無類に好き
サッチョウと言う時、息に苦々しいものが潜む。幼少期、そんな老人たちがいた・・・
そんな記憶をぼんやりと野口さんは持つ。
小生も新選組の故郷、武蔵の國に多摩に生を受けた者。
明治維新には忸怩たる思いがある。
本書は我々の忸怩たる思いの根源となる徳川慶喜について、
彼は英邁豪胆?卑怯臆病?いったいどっちだったのか。
- 作者: 野口武彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/04/23
- メディア: 単行本
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ちょうど本書を読了したばかりだった。
先週読了したのが吉川弘文館の「幕長戦争」。
(幕末の長州征伐について戦闘状況、民衆の動向、列強との国際関係も
踏まえて総合的に解明した書籍)
そして今晩の大河ドラマ「八重の桜」は、幕府の明暗を分けた「鳥羽伏見の戦い」。
このところ、幕末づいている。そして幕府、会津藩、新選組・・・に想い馳せるにつけ、
忸怩たる思いがますます増幅される。
- 作者: 三宅紹宣
- 出版社/メーカー: 吉川弘文館
- 発売日: 2013/03/01
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