前号の特集「ラブソング」に続き、
今回は生誕110年、没後50年の小津安二郎監督の特集。
題して「小津の入口」。
やられた・・・。
BRUTUS (ブルータス) 2013年 12/1号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2013/11/15
- メディア: 雑誌
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現存する37作品の作品紹介(小津安二郎映画讀本二〇一三)から、
そして様々な切り口で小津作品を語りつくす。
(画作り、料理、おじさん、男と女、笑い、ファッション、女優、着物・・・)
申し分のない完璧な小津安二郎特集だ。
表紙は、小津のローアングルを再現したもので、ツウは唸る。
「秋刀魚の味」
中でも宮沢章夫が語る、小津映画の「笑い」は秀逸。
軍艦マーチに合わせて敬礼の構えをするシーンが
頁全体に効果的に使われている。
小生も一時期、小津安二郎にハマった。
銀座並木座に通い、戦後作品はすべて観ている。
小津アングルを再現すべく、友人と夜行列車に乗って尾道に行き、
「東京物語」のロケ地で再現VTRを撮影しに行ったこともある。
(作品は、バンドのプロモーションビデオになってしまったが・・・)
11月23日から1月13日まで神保町シアターで
「生誕110年・没後50年記念 映画監督 小津安二郎」が開催される。
デジタルリマスター版の「秋刀魚の味」「彼岸花」「秋日和」「お早よう」
を観に行こうか・・・。
それにしてもBRUTUSの特集には毎回唸らせられる。