Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

落語ファン倶楽部 無念の最終号

落語ファン倶楽部が終刊となる。

最終刊となる「東西全落語家一門名鑑」には無念さが滲む・・・

「出版不況やら編集長の高齢化やら昇太のひとり者の長期化など

 諸事情があれこれからみあいまして、無念の最終号です。」(高田文夫先生)

「惜しい切れ場ではございますが、現在の出版界をめぐる諸事情を重々鑑みまして

 幕引きの決断へと至りました。(田村編集部代表)


別冊 落語ファン倶楽部 一門名鑑

別冊 落語ファン倶楽部 一門名鑑


内容は、完全保存版の名に相応しい素晴らしいものだ。

書店店頭での売行きも上々で、すでに在庫僅少らしい。


時代背景を鑑みても、東西の一門を写真入りで網羅した名鑑が刊行できるのは、

これが最初で最後だろう。

高田先生曰く

「2005年から足かけ10年で22冊。”タイガー&ドラゴン”から”落語ブーム”と

 落語が最もいい時代に併走し、応援しつづけて来られた事を嬉しく思います。」



ほぼ一人で ”落語ブーム”の種を播き、水を与え続け、開花させた

高田先生にこう言われてしまうと、悲しいな〜

そして、出版の力の無力さを痛感するな〜。


でも高田先生も最後はこう結んでいます。

「江戸っ子のお別れは、あっさりと参りましょう 

  さようなら。 一生落語を聞き続ける高田文夫


承知しやした。

小生も一生聞き続けます。もちろん落語を!