ベトナム戦争終結40年

今日４月30日は、ベトナム戦争が終結し40年が経つ。

1975年当時、小生は中学一年。中学生にとって

「ベトナム戦争」はテレビニュースの世界でしかなかった。

もちろん、北ベトナム＋南べトナム民族解放戦線

ＶＳ　南ベトナム＋アメリカと同盟国　の図式や

東西冷戦の最前線、反戦運動としての歴史は後で知った。

ロバート・キャパ、開高健、沢田教一、一之瀬泰造の本を

貪るように読んだこともあった。

　　　　

ＮＨＫアーカイブスで見た、

「ＮＨＫ特派員報告　サイゴン陥落　ベトナム戦争終結」は衝撃だった。

首都サイゴンが陥落。南ベトナム政府が無条件降伏を発表し、

北ベトナム軍が侵攻してくるという、極度の緊張と混乱の中での

サイゴンの１０日間を撮影したスクープ映像だった。

それは国家崩壊の生中継だった。

アメリカは南ベトナムから軍人・民間人ともにヘリコプターなどで脱出した。

まさにミュージカル「ミス・サイゴン」のシーン。そして北ベトナム軍の戦車が

南ベトナム政庁に侵入し、屋上に国旗を掲げる・・・。

今思うに、一体ベトナム戦争とはなんだたのか？

ベトナム戦争の実録映画「ハーツ・アンド・マインズ」が

東京・新宿武蔵野館ほかで再上映されている。

本作は、1975年の第47回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞し、

その後のベトナム戦争を題材にした映画にも多大な影響を与えた作品。

これは観るしかあるまい・・・