Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

新春テレビ放談2016 テレビオブザイヤ―2015

テレビ好きな小生が毎年楽しみにしている番組。

NHK総合「新春テレビ放談2016」1月2日 20時40分〜


NHK・民放を問わず2015年に放送された番組について

視聴者アンケートをもとに人気ランキングを作成し

辛口パネラーたちが徹底討論する。



司会は千原ジュニア。パネラーはテリー伊藤羽田圭介

ヒャダイン、ヒロミ、YOU、吉田正樹

ランキングは「ドラマ」「バラエティー」「情報番組」。


正直、今年はこの面子にしては辛口ではなかった。

2015年に強烈な特徴がなかったからかもしれない・・・

強いて挙げればこんな内容

 ・日テレの強さ。特に「世界の果てまでイッテQ!」のクオリティーの高さ

 ・マツコデラックスの高評価分析

 ・フジテレビの凋落     

 ・「しくじり先生」(テレ朝)の高評価。スタッフが汗をかいているの見える番組

 ・「クレイジージャーニー」(フジテレビ)の斬新さ


全体のトーンとして凋落が続くフジテレビへの

叱咤激励が前面に出ていた。

なぜフジテレビは”ダメ”になってしまったのか?

※フジでは「人生のパイセンTV」が唯一評価された。

みんなフジテレビが好きなんだな〜。


これを放送するNHKの太っ腹ぶりも評価に値する。



「新春テレビ放談」が一般視聴者のアンケート結果ならば

雑誌「クイック・ジャパン」が主催する「ザ・テレビ・オブ・ザイヤ―」は

現役の(それもかなり錚々たる放送作家達が選ぶ

「2015年、一番面白かったテレビはどれだ?」。

非常に視点鋭く、最新のトレンドを反映したシビアな評価だ。

 ・大賞  (該当なし)
 ・副賞  「しくじり先生 俺みたいになるな
      「ヨルタモリ」    
 ・企画賞 「浦沢直樹の漫勉
      「ゴン中山×ザキヤマのキリトルTV
 ・パーソンオブザイヤ― 「東野幸治」 


これを読むと毎年感じることがある。

「テレビの可能性はまだまだ捨てたもんじゃない!

 もっと未知なる番組を見て、インスパイアされなくては・・・」と

(「キリトルTV」テレビ・オブ・ザ・イヤ―より)

「キリトルTVの読唇術は発明だと思った。本来捨ててある映像が

 企画として成立するのがええ」

「よそと同じ映像でも、違う意味の映像として見せちゃうのがすごい」

「映像に読唇術の声を入れることで、みんなの見たシーンが

 吹き出しのあるスポーツ漫画になるんです」

「ああいう情報を出せるところに、局と現場の関係性の強さを感じる」

「テレ朝のスポーツ局はレベル高いですから」