Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

柳家喬太郎×長谷川康男夫=つかこうへい?

非常に楽しみにしていたイベントに行く。
柳家喬太郎 × 長谷川康男夫
人生で大切なことは、つかこうへいから教わった
2016年1月25日(月)会場:ラカグ、主催:新潮社



喬太郎師匠は中学時代、ミステリー小説好きなことから
間違えて「小説熱海殺人事件」を購入し、つかこうへいに接した。
小説の魅力から芝居を観た。西武劇場(現PARCO劇場)で
初めて観たのが「いつも心に太陽を」だった。

「感想すら言えない衝撃だった。気が付くと渋谷駅に止まる
 東横線の社内だった。劇場から駅までの記憶は全くない・・・」


その後は、紀伊國屋ホール高田馬場東芸劇場と
つか芝居に通い詰めたそうだ。その影響は
私の体の一部はつかこうへいで出来ている」と言わしめる。

喬太郎師匠の創作落語には、「カマ手本忠臣蔵
「芝カマ」(ゲイ版芝浜)なんてものある。
まさに「つか版忠臣蔵」だ。
そして銀座落語祭では「熱海殺人事件」を銀座博品館
上演し、自ら木村伝兵衛を演じている。


当日はどんなに物凄い対談になるかと
楽しみにしていたが、あまりに喬太郎さんが
一ファンになってしまいすぎて、期待していた
喬太郎さんのつかこうへい論や、喬太郎さんの
つか芝居モノマネは見られなかった・・・。


いつも心に太陽を (角川文庫 緑 422-6)

いつも心に太陽を (角川文庫 緑 422-6)


会場では、1980年秋に紀伊國屋ホール
上演されたつかこうへい三部作より
いつも心に太陽を」の秘録映像が公開された。
正直映像では、すごさが伝わらない・・・


出演者への期待が高すぎたせいか、イベント全体の評価は”まあまあ”でした。