Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

ザ・ラジオショー

一昨日の続き

 

聴けていなかった8/24(月)の「ラジオビバリー昼ズ」を

radikoタイムフリーで聴いた。高田文夫先生がニッポン放送

新番組「ザ・ラジオショー」についていろいろ語っていた。

 

 「番組の情報公開された? やっと話していいんだな。もう~

  話したくて話したくて、ここまで出てたんだけど、俺は口が固いから」

「”ビバリー”のお笑い路線を、そのまま午後にも持ってきたんだよ。

 一年前から俺仕込んでたんだから。マセキの社長のところへ行ったり・・」

「 これでバッチリだな。”たまむすび”をぶっ潰すから(笑)

 ・・・どうなることやら・・・」

 

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ニッポン放送は、午後のオビでの「打倒たまむすび」を掲げ 。

百戦錬磨の高田先生を筆頭に、お笑い路線で動いていたのだった。

そうだよな。高田先生が動かなければ月~木のナイツを抑えることは

できないからな~。それにしても「たまむすびをぶっ潰す」という

生々しい言葉が、高田先生の口から出てきたことが衝撃だった。

 

ここ数年で、TBSラジオニッポン放送の番組編成は好対照をなし、

両社の戦略の違いが際立ってきた。

 

特に「大沢悠里のんびりワイド」「荒川強啓デイキャッチ」「久米宏

らじおなんですけどプロ野球エキサイトナイター」等の長寿番組を

打ち切り、夜の番組で実績のある伊集院光、ジェーンスー、ライムスター宇多丸

を昼のオビ番組に投入し、新規リスナー(特に若年層、女性)の拡大を志向する

TBSラジオの変革が目立つ。

さらにマーケティング面でも、従来の聴取率調査(年6回)からradikoによる

リアルタイム分析へと分析方法をシフトさせている。

 

ここまで大胆に変革ができるのも、長期間の圧倒的な聴取率1位という

TBSラジオのなせる横綱相撲という気もする。

 

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一方でニッポン放送の対応が今回の「ザ・ラジオショー」に見られる。

従来のお笑い路線の強化拡張。その目玉として「ナイツ」の4日間昼オビ起用。

これはAMラジオのコアユーザー(50代以上 男性)=岩盤層リスナーを

ガッチリと抑え込むには最良の策だと言えよう。

 

番組編成改革による新規支持層の開拓と、旧来路線の強化拡張による

岩盤支持層の囲い込み・・・まるで、どこかの国の大統領選挙のようだ。 

 

とは言え、そんなに単純な図式ではない。

番組MC(パーソナリティ)の力で、リスナー層が大きく化ける可能性が

あるからだ。特に今回の「ナイツ」はその力を秘めてる。

永六輔の「土曜ワイドラジオTOKYO」を後番組を、初レビュラーとして

担当し無難に取り廻していることは、恐るべき実力だ。

 

なので、平日午後の「たまむすび」(TBSラジオ)VS「ザ・ラジオショー

ニッポン放送)の戦いはかなり熾烈なものになりそうだ。それは

ラジオリスナーとして大きな楽しみであるとともに、大いなる悩みでもある。 

 

 ※高田先生は、ナイツ、中川家に加えてサンドウィッチマン

  番組MCに仕込みたかったんじゃないかな。この3組は「漫才サミット

 のメンバーでもあるし。さすがにサンドウィッチマンはスケジュール

 的に無理かな・・・