Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

海辺の映画館ーキネマの玉手箱

大林宜彦監督の遺作「海辺の映画館」を観てきた。

前から観ようと思っていた作品で、8/21の「MOVIE WATCHMEN」で

宇多丸さんが語った映画評にも影響され、遅ればせながら

立川高島屋にある kino cinemaに足を伸ばした。

 

正直な感想を言うと、よくわからない映画だった。

なんとも腑に落ちないというか・・・不思議な映画だった。

 

冒頭のまことにチープなCGに始まり、何が何だかわからないままに

多くの情報をぶつけられ、いきなり面食らう。中盤以降はこちらも

体制を立て直して必須に喰らいつこうとしたが、最後まで掴みどころ

のない映画だった。

 

観た後に残ったのは、

常盤貴子成海璃子の美しさと、太宰治の詩とチープなCG。

 

その昔、尾道三部作にハマり、尾道に1週間以上滞在し

8ミリムービーを回したことがある。

どうやら、私が知っていた「大林映画」ってものは、

大林宜彦監督のほんの一部分だったようだ。

 

 

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モヤモヤしながら家に戻り、再度MOVIE WATCHMEN」の

宇多丸さんの作品評を聞き直す。

この映画は、大林監督の走馬灯を見せられている

 

走馬灯だったのか・・・

腑に落ちたわけではなかったが、ちょっとだけ

理解のヒントに触れた気がする。

 

www.tbsradio.jp

 

ユリイカ臨時増刊「総特集@大林宜彦」の分厚いこと分厚いこと。

 


大林宣彦監督『海辺の映画館-キネマの玉手箱』予告編

 

umibenoeigakan.jp