前号も蔵書しているので読み比べてみる。
爆笑問題の基本スタンス、立ち位置がほとんど変わっていない
ことに驚く。雑誌のロングインタビューは、テレビ、ラジオ
より格段に二人の内面を醸し出してくれる。
破壊者を装いながら、誰よりも製作スタッフを尊重し、
誰よりも視聴率に敏感な太田。その青臭さと大人が入り混じった
姿は13年前と変わらない。
変わったことは、若手に遠慮なくイジらせ、そして包み込む優しい姿。
後輩たちも口を揃えてこの優しさを讃えている。
今号は爆笑問題と共演し、二人を憧れる若手芸人 達の
インタビューも多数掲載されている。神田伯山、霜降り明星、
ハライチ、鬼越トマホーク、空気階段、宮下草彅・・・
後輩達の印象的な腑に落ちる言葉は
・神田伯山「(太田光は)談志師匠の後継者」(談志になりたかった男)
・ハライチ岩井勇気「憧れではあるが、目標ではない」
後輩との関係性がこの13年で一番大きく変わったことなのだろう。
一方で太田は「若手が集まる場所でも、俺が一番バカな役でいたい」
と豪語し続ける。本特集のサブタイトルは
「偉大なる未熟者」・・クイックジャパン編集部のレトリックが冴える。
こうゆう活字になると田中裕二の影が薄くなる(笑)。
特集の最後は「太田光代の長い一言」。 この中で光代社長が田中を語る。
「田中?田中は好きなことやってればいいと思う」
・・・これだけ。でもこれが田中の全てを物語っているのだろう。
やっぱり爆笑問題はいいな~。
久々にタイタンシネマライブに行きたくなった。
「太田の違う一面が垣間見れる」と話題の 中京テレビ「太田上田」。