神田伯山は天才かもしれない・・
「かもしれない」という疑問形を払しょくするような
凄まじい熱演だった。間違いなく神田伯山は天才だ。
それをリアルタイムで見れる幸せよ。
今回のタイタンシネマライブ※のゲストは神田伯山。
ライブには11人の芸人が出演していたが、伯山40分の熱演が
すべての空気を支配した。唯一太刀打ちできたのは爆笑問題。
どうみても「爆笑問題と神田伯山の二人会」だった。
スクリーン越しではあるが、神田伯山の 凄まじさが
ビシビシと伝わり客席は、一挙手一投足に固唾を飲む。
Twitterには「伯山が凄すぎた」「圧巻」「エグイ」「ヤバかった」
「次元が違う」・・・と細切れの感想が並ぶ。
あまりにも凄いものを見ると人間、言葉が思い浮かばずに寡黙になる。
この日、伯山がぶつけてきた演目は
慶安太平記 全19席の中の 14席「鉄誠道人」
「鉄誠道人」を騙して、焼身自殺(火あぶり)を演じさせそれを公開する。
しかし演技のはずの焼身自殺は演技ではなかった。騙されたことに
「鉄誠道人」が気付いた時には既に後の祭り。火あぶりに熱狂する
民衆から寄付を集め、遺骨を売り、正雪は15万両の大金を手にする。
なんとも凄まじい物語だった。
それを伯山が渾身の熱演で見せてくれた。
ダメだ凄すぎる・・・もっともっと伯山を見たい・・いや、見よう!
エンディングトークは、爆笑問題の二人と伯山の三人。これも面白かった。
帰宅し、余韻が冷めやらぬうちにTBSラジオ「問わず語りの神田伯山」が始まる。
六代目圓楽の圓生襲名問題についてのコメントには説得力があった。
またYouTube伯山ティービーの新作「鈴本演芸場~本牧亭の記憶を訪ねて~」
が最高の出来だと力説。それがこれ
※爆笑問題 with タイタンシネマライブ
爆笑問題の所属事務所「タイタン」(社長は太田光代)が2カ月に一度
開催するお笑いライブが「タイタンライブ」。このライブを全国の
TOHOシネマズ映画館で同時生中継するのが「タイタンシネマライブ」。