Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

六代目神田伯山 襲名・真打披露公演(神奈川県民ホール)

先週(8/15)のことになるが、横浜神奈川県民ホールでの

神田伯山襲名披露公演に行ってきた。伯山を聞くのは松之丞時代を

含めて三度目。ついに本気の神田伯山を体験してしまった。

 

演目「東玉と伯圓・・・久々に背筋が震えた。

 

披露口上に並んだ「6代目桂文枝」(元桂三枝)がぼそっと呟いた。

 

こんなスター滅多に、でえへんで・・

 

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コロナ感染者が爆発的に増えている中、正直前日まで横浜に行くか

大いに迷っていた。しかし前日のTBSラジオ「問わず語りの神田伯山」を

聞いて背中を大きく押された。

(真打披露公演の)初日の熊谷で 「東玉と伯圓」・・滑りまくりました(笑)。

 明日の神奈川県民ホールでリベンジします!

 

これを聞いて決心がついた。リベンジに立ち会わなければ・・・

行ってみると神奈川県民ホールは、キャパ2500人が超満員。

舞台上にはスタジオジブリ鈴木敏夫さんから贈られた

平成狸合戦ぽんぽこ」の後ろ幕が張られている。

 

久々に見る超満員の大観衆は、この時期、大いに不安をも掻き立てる。 

6代目桂文枝が開口一番

「うわ~超満員。久々に壮観な眺めでんな~

 それより、みなさんこんな時期に大丈夫でっか?」(会場大爆笑)

 

・開口一番 神田松麿「灘島の決闘」

神田阿久鯉「お歌合わせ」

宝井琴調「人情匙加減」

神田松鯉「扇の的」

   仲入り

・口上(阿久里、琴調、松鯉、文枝、伯山)

桂文枝「笑わない男」

神田伯山「東玉と伯圓」

  

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6代目桂文枝(元桂三枝)の落語(創作落語)は初めてだった。

いやー面白い! 会場はドッカンドッカンと大爆笑。

流石だ。笑いのツボをすべて抑えている。

 

そして、トリの神田伯山。マクラが実に25分。

初代から5代目までの神田伯山について解説。演目の「東玉と伯圓」

は初代神田伯山に関連する物語。この背景を丁寧に説明する。

この辺りが前回熊谷公演の反省を生かしているようだ。

 

25分のマクラで 温まった観客の前で、伯山熱演!

その迫力は三階席の私にまでビンビンと響いてきた。

冒頭にも書いたが、久々に背筋が震えた。

これが本気の神田伯山か・・・

 

口上での桂文枝師匠の呟きを実感する。

こんなスター滅多に、でえへんで・・

 

そして8/20のラジオ「問わず語りの神田伯山」 。

神奈川県民ホールでのリベンジの模様を

思いっきり問わず語り「センキュー・・(笑)」

 

 

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