3月1日。多くの高校で卒業式だ。
駅や街のあちこちで花束を持った高校生を見かける。
3年間マスク生活で、かけがえのない青春の時間を
抑制された生徒たちが新しい世界に飛び立つ。
祝福とともに同情の気持ちが大きい。
TBS朝の「THE TIME,」では、多くの高校生の卒業写真を
BGMに合わせてフラッシュのように映し出す。
眩しい! 皆いい顔している。
青春だな~。卒業写真・・・いいな~。
イメージ
高校の卒業式の想い出は・・・特にない。
私の高校生活は退廃的だった。何事にも熱中できず
ただただ時間が過ぎて早くこの抑圧的な世界から脱出したかった。
かといって何か目標があるわけでもなく、
途方に暮れて彷徨していたというのが正しいだろう。
(それも青春なのかな~)
卒業式の日。珍しく仲の良かった5人で記念写真を撮った。
カメラを持ってくるような気の利いた奴はいなかったので、
近くにいた同じクラスのカータン(通称:本名は忘れた)に
頼んで写真を撮ってもらった。
これがいわゆる卒業写真(Ⓒ荒井由実)だったのかな。
カータン「写真が出来たらみんなに送るよ」・・・
こうして我々の高校時代が終わった。
それから約40年。
まだカータンからの写真は、まだ届いていない。
カータン。あいつ今何処にいんだよ?