Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

朝日新書「沢田研二」 GSの頃

新書でこの圧倒的な厚さ(528ページ)。

この厚さが、この男「沢田研二の存在を物語る。

 

今、読んでいるのは、19歳で沢田研二が加入したバンド

ファニーズ」(後のザ・タイガーズ)が関西から上京し、渡辺プロに入り

GS(グループサウンズ)ブームを牽引し栄華を極めている時代。

沢田研二史」としては、まだ飛鳥時代から奈良時代入った頃だろうか・・

まだまだ先は長い。

 

 

GS(グループサウンズ)については、この記述が非常に腑に落ちた。

「GSのバンドはみな、ライヴでは洋楽のロックがメインでもレコードとテレビでは

 歌謡曲を歌わせられることになり、この矛盾を引きずっていく。そしてこの矛盾が、

 彼らの音楽的評価が低い理由となる」

 

私がGSブームを知らない世代だが、GSサウンドを評価する声は、

ほとんど聞いたことがなかった。(一部の評論家を除き)

近田春夫の著書は興味深かったが。

 

 

レコード・コレクターズ 2023年12月号

の特集「この曲のベースを聴け 日本編」に、GSの曲が数曲

選ばれている。その1曲がザ・タイガース」の「君だけに愛を」。

 

youtu.be

 

いかにも歌謡曲テイストのアイドルバンドに見えるが、

演奏はなかなかのもの。特に飛び跳ねるようなランニングベースが

非常にカッコいい!

 

youtu.be

 

このカッコいいベースを弾いている、ザ・タイガースのメンバーこそ

「ドクターX〜外科医・大門未知子」の名医紹介所長 神原晶 65歳 こと

岸部一徳さんである。

GSバカにできないよ!