Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

電子書籍入門 読み方・買い方はこう変わる!

最近は、猫も杓子も電子書籍の話題ばかり。

特に書籍、雑誌は「電子書籍」本が溢れかえっている。

内容は・・・、正直少し物足りない感がある。

しかし、この特集は違った。


週刊 ダイヤモンド 2010年 10/16号 [雑誌]   週刊 ダイヤモンド 2010年 10/16号 [雑誌]


まず記事が非常に網羅的だ。

キャリアー、コンテンツホルダー、プラットフォーム、ショップ、

そして、アマゾン、グーグル、オンデマンド印刷、書店(小城社長、加藤社長)

取次、自費電子出版、書籍の裁断・スキャン(電子書籍の自炊マニュアル)・・・他

各々の登場人物がかなり的確な意見を述べている。


これだけでも、かなり読みでがあります。

関係者は是非読んでおいたほうがいいと思います。


街場のメディア論 (光文社新書)

街場のメディア論 (光文社新書)


内田樹さんは「街場のメディア論」の中で

「出版不況の原因は、”読み手に対するリスペクト”の欠如だ」と言う。

そして「本を買う人と」「本を読む人」は必ずしも一致しない。まずはこの

点をはっきり理解すべきだ。

「無償の読書体験が → 買ってでも読みたい本に結びつく」

したがって出版する側は、「買わないが読む人」をいかに増やすか!を

考えていけばいい。」との述べている。


電子書籍の時代になるとメディアはフラット化していくだろうが、

その時こそ、この基本的なこの精神が不滅であろう。


5年後の読書環境は一体どう変わって行くのだろうか・・・・・?