イベント「ゴキゲン新春ナイト」後、初の生放送。
感想を送って読まれようと考えていたが、結局はメールを
送れないまま金曜日(放送日)となった。
オープニング・・・イベント後の浮かれた様子は微塵もなく、
政治献金問題について砂鉄さんが語り番組は始まった。
なんだか浮かれていた自分が恥ずかしくなった。
それでも
憲法学者「木村草太」さん(荻上チキssesionで有名)とのゲストコーナー
が終わると、イベントの余韻に浸るようにメールを読み始めた。
「やっぱり砂鉄さんのもイベント楽しかったんじゃん」
となんだか安堵した気持ちになる。
番組の中盤に講談社がスポンサーになっている
「砂鉄堂書店」というコーナーがある。要は砂鉄さんが講談社の本を
感想を交えながら宣伝するというものだ。
このコーナーが意外と好きなのだ。
砂鉄さんの説得力はもちろんのこと、取り上げる書籍が、現代新書、
ブルーバックス、学術文庫、バリバリの人文書など、普段はあまり
話題にならない本も紹介されるからだ。
今回の本も興味深かった。
砂鉄さんも河出書房新社に身を置いていたからこそ、このテーマを
語る言葉には説得力があった。私も30数年、出版の世界に身を置く身。
非常に気になるテーマだった。本書は購入する予定。
日本人はなぜ、いつ、「読者」になったのか?
そして何を、どのように、読んできたのか?
出版資本と鉄道による中央活字メディアの全国流通、旅行読者の全国移動、新聞縦覧所と図書館という読書装置の全国普及――官・民による、これら三つの全国的要素の融合から、
明治期に活字メディアを日常的に読む習慣を身につけた国民、すなわち「読書国民」が
誕生してくる過程を、出版文化研究の第一人者が活写。
私たちの読書生活の起源がここにある!