キャンディーズのスーちゃん逝去のニュースにも驚いたが、
雑誌”ぴあ”廃刊のニュースには、一つの時代の終わりを感じた。
ぴあの創刊は1972年、当時大学生だった矢内社長が創刊。映画、演劇、興行のスケジュールを
掲載し、最盛期の1980年代後半には、53万部まで発行部数を伸ばした。
その後は、インターネットに取って代わられ、最近では5万部まで落ち込んでいた。
デジタルネットワーク社内のなかで、情報誌としての「ぴあ」はその役割を終えた。
私は、高校、大学、社会人と”ぴあ”を片手に、
都内の名画座で映画を、下北沢や新宿、池袋の小劇場で芝居を見まくった。
自分たちの劇団の芝居も、ぴあに掲載させてもらうべく、
半蔵門にある「ぴあ本社」も何度か訪問した。
自分たちの芝居が、掲載された時の高揚感は今も忘れない。
当時は、「City Road」(シティロード)、「angle」(月刊アングル)といった
競合誌もありました。
みんなネットになってしまった。
間違いなく便利なのだけど・・・。
でもご安心。
”演芸・落語界のぴあ” 「東京かわら版」はまだまだ生き残ってます。
なんたってユーザーがネット使えない世代だから(笑)