Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

河北新報のいちばん長い日

河北新報は、仙台市に本社のある東北地方のブロック紙

その名前は、明治維新の際に薩長から 「白河以北一山百文

白河の関(現・福島県白河市)より北は、山ひとつ100文の価値しか持たないの意)

と蔑まれた東北の意地を見せるべく、

「東北日報」から「河北」と改題して1897年(明治30年)1月17日に創刊した


河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙

河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙


本書は震災当日からの河北新報の活動のルポルタージュ

想像を絶するの状況の中で新聞を発行し、インフラ(水道、電気、ガス)が

途絶した人々に情報を届け続けた。

地元紙とは? 報道とは?

河北新報は震災によって、その答えを問われ続けた


河北新報特別縮刷版 3.11東日本大震災1ヵ月の記録

河北新報特別縮刷版 3.11東日本大震災1ヵ月の記録


本書の中のこの部分が痛烈の突き刺さった。

福島県田村市の市長は、電話取材の記者に対して

「記者なんだから電話で聞かないで見に来い」と怒鳴った。


自分自身も考えさせられた一言だった・・・。