東日本大震災からの復興の司令塔となる復興庁ができた。
震災から十一カ月もたって・・・
関東大震災(9月1日)の翌日から、帝都復興省案とともに検討され、9月27日に設置された。
第二次大戦後の戦災復興院も、終戦2か月後の11月には設置されていた。
それを思えば、なんたるスピード感の欠如。
なさけない・・・。
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関東大震災後は後藤新平が内務大臣兼帝都復興院総裁として震災復興計画を立案した。
その計画は、大規模な区画整理と公園・幹線道路の整備を伴うもので、
当時の国家予算1年分に匹敵する13億円という巨額なものだった。
「後藤新平の大風呂敷」
と財界等から猛反対に遭い、承認された予算は5億7500万円と計画は大幅に縮小された。
しかし、現在の東京の都市骨格、公園や公共施設の整備は、この復興計画に負うところが大きい。
また、この時に建設された建築物は、同潤会アパートをはじめとして、後世の評価が高い。
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あるジャーナリストのホームページに、こう記してあった。
「後藤新平の大風呂敷に学べ 今こそ、お風呂敷が必要、後藤新平現れよ
=単なる復旧に終わらせるな=」